しーまブログ 医療・介護奄美大島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2010年12月25日

(+_+) ノロウィルス警報 (^_^;)

今週も「嘔吐下痢症」の方が毎日お見えになりました。

県が発表している「鹿児島県感染症情報 2010年第50週」では、
http://www.pref.kagoshima.jp/__filemst__/64131/50w.pdf

県内に感染性胃腸炎の流行発生警報が発令されています。

感染性胃腸炎の約7割にノロウィルスが検出されています。



ちょっとややこしいので、用語のまとめ

嘔吐下痢症 嘔吐(もどす)+下痢(げり)をしている状態。原因はウィルスや細菌が多いが、毒キノコなどが原因になることもある。
感染性胃腸炎 ウィルスや細菌などが原因とで起きる胃腸の炎症。主な症状は嘔吐、下痢や腹痛。
ノロウィルス 感染性胃腸炎をおこすウィルスの代表、冬場に流行しやすい。


奄美大島(名瀬保健所管内)はまだ、県全体の1/6程度ですが、

大人も子供も嘔吐下痢症の方が増えています。

昨日は兄が、今日は妹が・・・というようなときは、ノロウィルスが怪しいです。

予防のポイント

1.流水と石けんで手洗い
2.消毒は塩素系または85℃1分


塩素系の消毒剤だけでなく、漂白剤もOKです。
(ただし、ワイドハイターは「塩素系」でなく、「酸素系」なので効きませんのでご注意を)


詳しくはこちらを
    ↓
防ごうノロウイルス感染(東京都福祉保健局)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/pdf-file/p-familly.pdf  


Posted by neriya at 20:33Comments(0)小児科

2010年12月24日

医者が介護者になるとき

いよいよ私も介護者の仲間入りです(*^_^*)。

来週に迫った義母の退院に備えて、わが家でケアケアカンファを行いました。

母の状態は・・・

要介護4(定義では、最重度の介護を要する状態→要介護5は過酷な介護を要する状態)
障害自立度C2(自力で寝返りができない)
認知自立度Ⅳ(意思疎通の困難のため、常に介護を必要とする)

です。

介護用ベッドを入れて、
ヘルパーさんに1日2回入ってもらって、
週1回、訪問入浴に来てもらって、
おむつも届けてもらうことになって・・・

ということになりました。

いまさらながら、奄美大島の介護資源はやっぱり大したもんだと思いました。

集中治療室や、回復期リハビリテーション病棟、診療所、訪問診療などっで、
それぞれのところから、医師として介護する方々と関わってはきましたが、
私は介護する方々のご苦労を十分わかっているのか?

頭でしか分かっていなかったことを、身をもって学ぶ機会に恵まれました。


母ちゃんへ
もっともっと、孝行させてもらいますね。


妻へ
長続きするよう、がんばりすぎないようにしましょう。
(頼りないかもしれませんが^_^;)私も協力します。


プロの介護者の皆様、先輩介護者の皆様へ
未熟者ですが、いろいろ教えてください。勉強せせていただきます。
  


Posted by neriya at 07:24Comments(0)在宅ケア

2010年12月23日

〇〇で「一発」で治る!?

「〇〇を飲んだら、一発で治った!」

っていう患者さん。

昔は、
「いいタイミングで飲んだのでよかったですね^_^;。」
とお話していました。
たぶん、本当に、たまたまか、ちょっと大げさな感謝のお言葉だったのでしょうが・・・。

最近は、一発で治る!という安易な言い方は正しくありませんが、
1回飲んだら(吸ったら)、5日~7日効く!!

という薬は出ています。

最近ははやりの肺炎などの治療に役立っている「ジスロマックSR®」
これからはやるインフルエンザの治療に期待されている「イナビル®」

などがそれです。

物忘れだけでなく、忙しくてのみ忘れの多い方などには大変有効です。

でも、それがあなたにあっているかどうかは、あなたを診察した医師に任せてくださいね。

医師は、専門家として、病状を踏まえた上で、それに合った検査や治療の方針を立てています。


これを読まれた皆様にお願い。

お薬は毒でもあります。
選ぶのは、専門家にお任せくださいね(*^_^*)。
  


Posted by neriya at 16:21Comments(0)小児科

2010年12月22日

片頭痛持ちの「頭痛専門医」

ネリヤには、脳神経内科が専門ということで、片頭痛の方、頭痛を心配して受診される方、が毎日いらっしゃります。

ご存じない方が多いのですが・・・

実は私、片頭痛持ちの「頭痛専門医」です。

ちなみに、頭痛専門医は奄美には一人しかいません。
ホントに?!と思われる方は、こちらをどうぞ・・・
        ↓
頭痛専門医名簿
 http://www.jhsnet.org/ippan_senmoni_ichiran.html#kagoshima

最近、頭痛の治療で、ちょっとした進歩がありました。

片頭痛の予防に「デパケン」という薬が使えるようになったんです。

片頭痛では光や、音、匂いなどの外からの刺激に脳が過敏になっています
これが片頭痛の原因にもなりますし、これを抑えることで、片頭痛が出にくくなります。

最近治療を始めた方々でもかなりすっきりされて、喜ばれています。\(^o^)/


もともとこの薬は、てんかん、躁うつ病などに使われている薬ですので、
「あなたはてんかんでも、躁うつ病でもないですよ!」
と説明しないと飲んでもらえなかったりするのが、面倒でした。


余計な説明をしなくて済むので、私の片頭痛もきっと減ることでしょう。(*^_^*)


脳の病気が気になるので、CTを取ってほしいという方は、予約なしで撮れますので、ご利用ください。

頭痛持ちの方々で、薬には頼りたくない方はこちらもどうぞ。
     ↓
頭痛体操
 http://www.jhsnet.org/pdf/zutu_taisou_ppt.pdf  


Posted by neriya at 00:09Comments(0)頭痛

2010年12月21日

トゥジに「あなたは誰ですか?」

ある認知症のオジ(じいちゃん)とそのトゥジ(奥さん)のお話。

先日の外来で、トゥジから訴えられた悩み・・・

午前2時から4時の間、ウトゥ(夫)が突然、起き上がって叫びだす。


「自分を殺しにくるから怖い!!」「助けてくれ!!」
「ここは自分の家ではない!!」「外にいく!!。子供の所にいく!!」(自宅にいるのに・・・)


夫が一晩中眠らない・・・自分も眠れないので、疲れた!!((+_+))

と、トゥジ。

続けて一言・・・「安定剤がもらえないかい?」


こういうときは、実際のところは、<睡眠薬・安定剤>を出すと、
本人は、ウロウロ。家族はイライラ。となり、かえって悲惨な状況になる!
または、動けなくなるまで、薬を使うことになる!

ことが少なくありません。

認知症の方に、安定剤を出すと、不安定になり、睡眠薬を出すと眠らなくなる。

という、普通と違う状況が、よくあるのです。


そこで、漢方薬の「抑肝散」を出しました。


そして、2週間後・・・


トゥジから、
「夜中はトイレの場所を教えらんば、行かれんこともある。」

「トイレまで行ったと思っても、小便器に大便して、後始末をせんばいかん。」

という状況は、あるもののウトゥ(夫)から、

「あなたは誰ですか?御礼言わんばいかん。」と、

敬語で言われるので、頭をなでている(笑)(^_-)-☆


ともおっしゃってました。

こういう余裕をもって接すると、

(認知症のウトゥが)怪しい男が来ていると言って、杖を持って外へ出たが、叩いたら警察沙汰になると言って帰ってきた。(本人は覚えていないみたい(^_^;))

という様なことも出てきます。

幻覚でとどまるか、問題行動に発展するかの差は、本人と家族の心の状態でひとつです。

認知症ケアで大事なことの教訓!!!
☆一緒にいる人の心のゆとり 
☆安定剤、睡眠薬を避けること



  


Posted by neriya at 00:05Comments(0)認知症

2010年12月19日

肺炎のレントゲン写真

先週はほぼ毎日肺炎の方がお見えになりました。

幸いなことに皆さん外来での治療で元気になっていらっしゃります。(*^_^*)
多くは、今年流行中のマイコプラズマ肺炎だと思います。
肺炎の原因としては、大体6歳以上からの子供や健康成人では、マイコプラズマがもともと多いです。

治療用の抗生剤は、子供用のお薬としてはちょっと飲みにくい薬(^_^;)ですが、
みんなおりこうさんに飲んでくれてよくなりました。\(^o^)/

わかりやすいレントゲン写真がこれです。



赤丸のあたりが肺炎を起こしているところです。
元気も、食欲もあったので、飲み薬をお出しして、通院で治りました。


下の写真は、先月受診された大人のマイコプラズマ肺炎です。
翌々日から出張とのことで、本当はドクターストップ!だったのですが、
どうしても行かねばならないとのことでした。



飲み薬がよく効いたので、翌日には解熱して、出張も調子良く行けたそうです。face02


みんながみんな、飲み薬だけで治るわけではありません。

咳が1週間以上長引く時。
咳がひどい時。
高熱が続く時。

などは、必ず医療機関を受診しましょう。
  


Posted by neriya at 18:52Comments(4)小児科

2010年12月17日

インフルエンザそろそろ流行!?

昨日、受診した高校生のクラスで、インフルエンザで休んだ人がいるとのことでした。

保健所に問い合わせしたところでは、まだ定点医療機関からの報告はないとのことでした。

しかし・・・

12/5までのデータでは、鹿児島県としては、ここ3週増加中で、そろそろ注意が必要です。

来週から冬休み。あちらこちらにインフルエンザが広がっていくかもしれません。

予防には、手洗い、うがい、咳エチケット・・・ですね(*^^)v。

予防接種はうってから、効果が出るまで、3週ほどかかります。

予防接種がまだの方はお早めに!!  


Posted by neriya at 13:33Comments(0)インフルエンザ

2010年12月16日

94歳からの長生き

92歳で亡くなったオバの初七日の前に訪問診療に行った時、
94歳になる夫が、亡くなったオバのベッドに腰かけて、自分に語りかけるように言いました。

「かあちゃんの分まで長生きせんば・・・」

わたしは、
「長生きできるよう、お手伝いしますね。」
と答えたものの、戸惑いもありました。

今日、ケアマネージャーや、ヘルパーにクリニックに来てもらって
カンファレンス(検討会、反省会)をしました。

その中で、ケアマネージャーから、

「オジはデイケアで元気に会を仕切っています!」

との報告を受けました。

配偶者に先立たれた時、男は弱い。。。ことが多いのですが、
90年生きてる方はやはり強い!

のかもしれません^_^;。


94歳になるオジ!!

92歳で先立たれたオバの分まで、楽しく長生きしてもらえるよう、お手伝いさせていただきます<(_ _)>。  


Posted by neriya at 00:28Comments(0)在宅ケア

2010年12月16日

自宅で大往生されたオバの看取り

92歳で、自宅で老衰で大往生されたオバの在宅ケアのカンファレンスをしました。

今日は、ファミリークリニックネリヤに、ケアマネージャー、ヘルパー主任に来ていただきました。

夫婦とも認知症があり、ご家族はもちろん、ヘルパーも看護師も言葉では言い表せない苦労もありました。
ご家族には、入院させるべきかどうかの葛藤もありました。


でも・・・


最期近くになった時に、オジ(夫)が、オバの手を握って、オバの希望に応えて、一日中ずーっと歌を歌っている姿を見て、関わる人皆が強いつながりを感じて、入院せずに家にいてもらってよかったと感じました。

在宅で過ごせたからこそ、夫婦や親子の絆を深められた最期でした。

本人、家族に一人でも、在宅を希望する声があれば、それを実現するためのお膳立てをするのが、訪問に係るチームの務めであることを参加者みんなで再確認しました。
  


Posted by neriya at 00:10Comments(2)在宅ケア

2010年12月15日

健康保険で「禁煙」再開

禁煙希望の方にいいお知らせです。

たばこ代値上げで、品薄になっていた禁煙補助薬「チャンピックス」
の供給が再開になりました。

これまでの、ニコチンガムやニコチンパッチでの禁煙成功率が約30%、
チャンピックスでは約50%といわれています。

当院でも禁煙治療を行っており、約60%の禁煙成功率です。

健康保険が効くかどうかは、こちらをどうぞ。
       ↓
http://sugu-kinen.jp/insurance/cure.html

  


Posted by neriya at 17:29Comments(0)禁煙

2010年12月13日

流行中!!「肺炎」と「嘔吐下痢症」

先々週ぐらいから、咳がひどい、ぜーぜーしてるということで、受診される子が増えています。

今日も、肺炎の子が一人いました。

吐いている、下痢しているということで、来る子も多いです。

今日も、点滴が必要な子もいました。

インフルエンザはまだ出ていません。

いよいよ寒くなってきましたので、要注意です。

家族みんな仲良くはいいのですが、
みんなでゲホゲホ、みんなでグッタリとならないように

咳エチケット、手洗い、うがい に気を付けましょう。
  


Posted by neriya at 20:37Comments(0)小児科

2010年12月11日

なめたらいけない「脂肪肝」

昨日の講演会は、「肝炎診療の進歩と展望」と題して、
鹿児島大学 消化器疾患講座の坪内 博仁教授のお話でした。

ここで、ご紹介しておきたいことは2つ!

1.B型肝炎、C型肝炎も多くの方が「治る」時代になってきています。
2.「脂肪肝」の方でも、肝硬変や肝臓癌になる場合もあるので摂生(節制)しましょう

私がまだ駆け出しだった約20年前は、
私が専門にしている「脳卒中」や「認知症」も治らない病気といわれていましたが、
「肝臓病」も治らない病気でした。

肝硬変や肝臓癌がみつかるともう手遅れ・・・
B型肝炎、C型肝炎と分かっても、有効な治療がない・・・という時代もありましたが・・・

現在は、B型肝炎には、エンテカビルなど、
C型肝炎には、PEG-インターフェロンとリバビリンの併用療法など
を早い時期に行うことで、肝癌などへの進行を予防できます。


ちょっと、まずいと思ったのは「BMIと脂肪肝」お話。

男性ではBMI23でも40%が脂肪肝(内臓脂肪も多い)というデータ!

BMI(ボディ・マス指数)は太りすぎを見るための値で、
計算式は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)です。
(気になる方はこちらをどうぞ→ http://www.trimpark.co.jp/tool/bmi.html

25以上で、肥満という判定ですが、
今朝の私は、25.1!! ちょっと、まずい。(^^ゞ

23となると、6kg以上減量か~(T_T)

男性、肥満、脂肪肝で肝機能(ALT→かつてはGPT)異常が多いです。

肝癌の7割はC型肝炎からですが、1-2割はB型、C型肝炎のない方で、年々増加中です。

アルコールを飲まない方の「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」などが肝臓癌のもとです。
太っている方は、メタボ→脳卒中、心筋梗塞だけでなく、肝硬変、肝臓癌も要注意!!  


Posted by neriya at 12:56Comments(2)メタボ

2010年12月08日

県立大島病院でのカンファレンス

今日は、県立大島病院にカンファレンスに行ってきました。

「事例検討会」の方がわかりやすいかもしれません(^_^;)

医者も看護師も、ケアマネージャーもヘルパーも
その方にとって日々一番いい状態を作るお手伝いをすることを目指して、毎日の仕事をしています。

でも、人と人とのかかわりの中には、必ず「ずれ」があります。
あるいは、本人の中でも状況によっては、本人さえ気付かない「ずれ」もあります。

遠くの親戚(子供)よりも近くの他人(友人)のほうが、多くを知っていることもあります。
より近くにいる人、日常的に気持を話せる人はとても大事な存在です。

医師よりも看護師、ケアマネよりもヘルパー、近くにいる人に教えてもらうことがたくさんあります。

≪亡くなられたオバのためにもっとできることがなかったか?≫

今日は、県立大島病院の医師、看護師、ネリヤの医師、看護師、関わったヘルパーが集まって、意見を述べ合いました。


ケアを受ける方にとって、本当の気持ちを伝えられる人とのつながりはとても大事です。
そして、ケアを提供する人にとって、きちんと状況を伝えあえるつながりもとても大事です。


とても、当たり前のことですが・・・。

入院と在宅をささえるところで、これらを一緒に確認できたことが、今日のカンファレンスの一番のポイントでした。

今日も、また、一歩進めた日でした。(*^^)v
  


Posted by neriya at 00:21Comments(0)在宅ケア