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2010年12月21日

トゥジに「あなたは誰ですか?」

ある認知症のオジ(じいちゃん)とそのトゥジ(奥さん)のお話。

先日の外来で、トゥジから訴えられた悩み・・・

午前2時から4時の間、ウトゥ(夫)が突然、起き上がって叫びだす。


「自分を殺しにくるから怖い!!」「助けてくれ!!」
「ここは自分の家ではない!!」「外にいく!!。子供の所にいく!!」(自宅にいるのに・・・)


夫が一晩中眠らない・・・自分も眠れないので、疲れた!!((+_+))

と、トゥジ。

続けて一言・・・「安定剤がもらえないかい?」


こういうときは、実際のところは、<睡眠薬・安定剤>を出すと、
本人は、ウロウロ。家族はイライラ。となり、かえって悲惨な状況になる!
または、動けなくなるまで、薬を使うことになる!

ことが少なくありません。

認知症の方に、安定剤を出すと、不安定になり、睡眠薬を出すと眠らなくなる。

という、普通と違う状況が、よくあるのです。


そこで、漢方薬の「抑肝散」を出しました。


そして、2週間後・・・


トゥジから、
「夜中はトイレの場所を教えらんば、行かれんこともある。」

「トイレまで行ったと思っても、小便器に大便して、後始末をせんばいかん。」

という状況は、あるもののウトゥ(夫)から、

「あなたは誰ですか?御礼言わんばいかん。」と、

敬語で言われるので、頭をなでている(笑)(^_-)-☆


ともおっしゃってました。

こういう余裕をもって接すると、

(認知症のウトゥが)怪しい男が来ていると言って、杖を持って外へ出たが、叩いたら警察沙汰になると言って帰ってきた。(本人は覚えていないみたい(^_^;))

という様なことも出てきます。

幻覚でとどまるか、問題行動に発展するかの差は、本人と家族の心の状態でひとつです。

認知症ケアで大事なことの教訓!!!
☆一緒にいる人の心のゆとり 
☆安定剤、睡眠薬を避けること






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Posted by neriya at 00:05│Comments(0)認知症
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