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2016年12月17日

ホームページ更新しました。アドレスも https://neriya.or.jp/ に変更です。

ホームページを更新しました。
まだ、追加や修正がありますが、アップロードできるところまではきました。
(しばらくは、以前のホームページも稼働しています。)

アドレスも変更となっています。

https://neriya.or.jp/

です。

診療に関するお知らせだけでなく、
講演させていただいた内容なども載せていく予定です。

フェイスブックとも連携していきます。
ときどき、語らにただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。



  


Posted by neriya at 17:02Comments(0)

2016年12月08日

【診療時間変更のお知らせ】

平成28年12月1日(木)より診療時間・受付時間を下記の通り変更いたしました。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解ご協力の程よろしくお願い致します。あわせて、アップロードが遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

●午前診療 月曜~土曜 午前9時~12時00分
 (受付時間 午前8時30分~10時30分)
●夕方診療 火曜・木曜 午後5時~7時00分
 (受付時間 午後4時30分 ~6時00分)


  


Posted by neriya at 21:13Comments(0)

2016年06月13日

在宅緩和ケア充実診療所 届出受理医療機関

「緊急往診及び看取りの十分な実績等を有する」医療機関として、
今年4月の診療報酬改定での届け出が受理されたのは、ファミリークリニックネリヤを含めて鹿児島県内は、5医療機関でした。(残り4医療機関はすべて鹿児島市内でした。)

 人生の旅立ちまで「穏やかに、朗らかに、和やかに、」「大切なひと、大切なことと、大切なときを生ききる」ためのお手伝いを、シマのできるだけたくさんの方々に・・・
 ネリヤはもちろん、シマのたくさんの医療・介護従事者の方々と、さらに、歩みを勧めてまいります。

ちなみに、届け出基準は、
・過去1年間の緊急往診の実績が15件以上、かつ、看取りの実績が20件以上であること。
・末期の悪性腫瘍等の患者であって、・・・患者が自ら注射によりオピオイド系鎮痛薬の注入を行う鎮痛療法を実施した実績を、過去1年間に2件以上有していること
などです。
表の(在緩診実)が、在宅緩和ケア充実診療所・病院加算です。


  


2016年05月25日

富嶽四景

先週末~月曜にかけて、神戸に神経学会、東京二MEDプレゼン2016在宅医療と旅してきました。
新幹線からの富士山
飛行機からの富士山
けっこう、いい感じだったのでアップします(*^_^*)。








  


Posted by neriya at 18:43Comments(0)

2016年05月24日

MEDプレゼン2016 在宅医療でプレゼン

MEDプレゼン2016 在宅医療で、オープニングプレゼンターを務めてきました。
http://medpresen.com/med2016/zaitaku/

ときは 5月22日(日)
ところは 日本科学未来館 未来館ホール
テーマは、「穏やかに、朗らかに、和やかに、~自分らしく生ききるために~」

TED スーパープレゼンテーション張りの会場で、8分間のプレゼンでしたが、久しぶりに、口が渇くほどの緊張感でした。

シマの自然、文化、歴史をおりこんで、ネリヤの行動目標を語った8分間でした。
一番言いたかったことは、

「穏やかに、朗らかに、和やかに、」
を目標に
「大切なひと、大切なことと、大切なときを生ききる」ためのお手伝い
が、
”人それぞれの自分らしさ”を見つけ出し、重んじるための出発点であり、
在宅に限らず、施設でも、病院でも、医療・介護の原点であり、最終目標
です。

YouTubeにもアップされますので、その時はまたご覧いただければ幸いです。


  


Posted by neriya at 20:23Comments(0)在宅ホスピスケア

2016年04月28日

夏季全国医学生離島実習」

ネリヤでも受け入れしている鹿児島大学の離島実習です。
「大切なひと、大切なものと、大切なときを生きる」ことのお膳立てが、在宅ケアの意義です。(医療の存在意義と言っても過言ではないでしょう。)
「穏やかに、朗らかに、和やかに、」
患者さんも、ご家族も、そしてそこに関わる多職種も、過ごせることが、私たちの日々の目標です。
全国の学生さん、お待ちしてます♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪。

http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/ecdr/zenkokuwaku/2016/ritouzissyuu.html
  


2016年04月25日

本に載りました。「離島の在宅医療」

【在宅医療のためのclinician@Home~特集 離島の在宅医療】
特集記事でファミリークリニックネリヤと住用診療所が掲載されました。
在宅療養の目標は、「穏やかに、朗らかに、和やかに、」お過ごしいただくことです。
ネリヤの行動理念である
「生命(いのち)を癒し、生活(くらし)を支え、人生の最期(たびだち)まで寄り添う、」
ことで、日々の暮らしに制約が多くとも、 人生の最終段階にあろうとも、
「大切なひと、大切なことと、大切なときを生きる」
ことができるためのお膳立てを、常に心がけていきたいです。
やっぱり、「生命力の消耗を抑えるために、生活を整える」視点を持った看護師の力は大きいです。
~エーザイが作っている本です。クリニックの待合室にはありますが、amazonやhontoでも見つかりませんのであしからず(^_^;)。
(散髪しときゃよかった・・・(^_^;))







  


2016年04月22日

「穏やかに、朗らかに、和やかに、」~ネリヤ7歳の誕生日に

今日でファミリークリニックネリヤ開設7年目を迎えましたm(_ _)m。
今日もたくさんの方々と外来や訪問で、お会いすることができました。ネリヤ全体が、少しずつですが、目指すところに向けて、進歩しているように思います。これも、シマにお住まいの方々、地域の医療福祉機関のみなさん、たくさんの方々のお力添えによるものです。

ネリヤに関わる方々が、
「大切なひと、大切なことと、大切なときを生きる」
ことを心がけて、

私自身も、職員も、関わる方々も
「穏やかに、朗らかに、和やかに、」
を日々の目標に、

歩んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


  


2016年04月22日

本日、7歳の誕生日(*^_^*)。ブログ再開します(*^^)v。

昨日は、朝礼前に緊急往診して、お看取り。
訪問診療が開始になって、体調が一時良くなった時に、駐車場から自宅に下りるところの階段を改修してくれた心優しい職人さんでした。とうとがなし<(_ _)>。

その後は、
インフルエンザB型多数、
登校困難な片頭痛の学生、
海を渡って受診されるパーキンソン病の方
チョット落ち着いたかに見えても、トイレに行くと、脈拍200近くまで上がる発作性上室性頻拍の方、
配偶者を看取った後から食欲不振が続く方、
化学療法を中止して、在宅療養となり、元気が出てきたので、これからウサギを飼って施設のアニマルセラピーをしたいと語るお年寄り、
化学療法途中で精神科に入院となり、退院後も受診を拒まれている方の相談、
多系統萎縮症の方が転倒して、筋膜が見えそうな傷の縫合
などなど、ちょっとヘビーでしたが、シマのお役に立てている気がする日でした。

ファミリークリニックネリヤ開設6年目最終日のでした。
訪問用の階段
  


Posted by neriya at 19:24Comments(0)在宅ホスピスケア

2013年10月26日

「認知症のケアと薬物療法」の講演

今日は、AiAi広場で、長浜調剤薬局主催で、「認知症のケアと薬物療法」の講演をしました。
薬剤師、看護師、ケアマネージャーなど約60名の方にお集まりいただきました。
長浜調剤薬局の皆様、お集まりいただいた皆様ありがとうございます。

ポイントは・・・

認知症で一番困っているのは、ご本人です。

「物忘れ」でなく、新しく「覚えられない」のが、一番の症状です。
覚えられないのは仕方ないので、助けてあげましょう。

いやなこと、楽しいことは、心に残ります。
だったら、楽しいことを心にとどめましょう

介護するときには、怒ってもいいです。
でも、そのあと、楽しいこともして、プラスマイナス・ゼロにしましょう。

1.認知症を正しく理解して、
2.前向きに捉え、
3.いい関係を大事にすること
こそが、認知症の一番の治療といえます。






  
タグ :認知症講演


Posted by neriya at 17:30Comments(0)認知症

2013年08月24日

Neriya Flower (IPW Flower)




「IPW Interprofessional work~専門職協働、多職種協働」

あなたとあなたのご家族の意向を踏まえて、より良い毎日を過ごせるように、職種や事業所を越えた対等の立場で、あなたとご家族と一緒に力を合わせて、互いに尊重しあい、ともに学びあいながら、専門職としての知識と技術と心(気遣い、生命倫理)を提供します。

救急、集中治療室、回復期病棟、重度心身障害者病棟、神経内科専門外来、そして在宅・・・
などを通して、ずーっと目指してきたものが、ようやく、一言にまとまりました(*^_^*)。(かなり長いけど(~_~;))
そして、「IPW~多職種協働、専門職協働」のイメージも、ネリヤ訪問ステーションの坂元技師長(作業療法士)の協力でできました。

在宅ケアは、多くの専門職が、「互いに重なり合い、補い合って」「ご本人とご家族を中心メンバーとして」「ともに支えるチームワーク」が花開くことで、より良いケアに結びついていきます。

理想論のような文面にも見えますが、「ネリヤでは実践中です!。」
と、胸を張って言えるレベルに大分近づいてきてると思っています。そして、これからもつねに心がけていきたいと思います。

IPWの解説文は開院時に作成した「診療方針」の要約とも言える内容でもあります。
これを、日々実践してくれているネリヤのメンバーに、そして、さまざまな方を共に支えて下さいっているケアマネージャーさんをはじめとした、たくさんの事業所のみなさんに、心から感謝して、日々の業務に励みます。

参考)ファミリークリニックネリヤの診療方針

○私たちは、これまでのあなたを知り、今のあなたを尊重し、これからのあなたと共に歩む「ドゥシ(同志)」を目指します。
○私たちは、充実した生涯を送っていくために、「私たちの専門はあなたです。」と言えるように勉強を積み重ねます。
○私たちは、納得のいく治療法を選んでいただくために、今の健康状態やこれからの見通しについて、わかりやすい説明を心がけます。
○私たちは、あなたにふさわしいサービスを受けていただくために、「シマ(地域社会)」のすべての医療機関、すべての福祉機関と力を合わせてあなたを支えます。
○私たちは、あなたとあなたの家族とともに、ゆりかごから最期のときまで、微笑み合えるように努めます。     
  


Posted by neriya at 18:50Comments(0)

2013年08月12日

久しぶりに屋鈍に行ってきました。

やっぱりワキャシマは癒されます。(*^_^*)







  


Posted by neriya at 13:39Comments(2)奄美

2013年07月25日

ちょっと塩味の草もち

先日、在宅で看とらせていただいた40代男性の奥様が、お姉さまと一緒にクリニックにおいでになりました。

体調が悪い時も、ずっと看護師を呼び出されていましたが、ある日の夕方、初めて私を呼びだされました。
「先生にお礼を言っとかんばいかんから。」
とおっしゃっいました。

その晩、奥さまや嫁いだばかりの娘さんたちに囲まれてて、旅立たれました。
妻、娘、兄弟で最期のときをみまもって、きちんとお見送りの時間を過ごした後にお電話をいただいて、看取りの往診をしました。
そこにいる方々皆さんの微笑みがとても素敵でした。

今日久しぶりに会った奥さまは、
「娘たちに励まされながら、元気に仕事にも復帰しています。最期まで、夫を支えながら、一緒に過ごせたことに、とても満足しています。」
とおっしゃっていまた。

旦那様がお好きだった草もちをお土産に頂きました。
いろんな思いが、詰まっていて、とてもおいしかったです<(_ _)>。
いろいろ思い出していたら、少し塩味になりました(T_T)。

  


Posted by neriya at 19:06Comments(0)在宅ホスピスケア

2012年05月09日

おひとりさまの最期

少し前、「孤独死」「孤立死」が連日ニュースになっていたことがありました。

その一方、独居の方の在宅での看取りも各地で行われています。
私たちのクリニックでも何人か、「おひとりさま」の方の最期にお付き合いしています。

2月中旬、鮮やかなピンクの緋寒桜が満開のころでした。

昔馴染みのヘルパーからの依頼で、初めて訪問したおひとりさまのオバは79歳。シマには身寄りのない方でした。夫に先立たれた後も、シマに骨を埋めるつもりで、人形作り教室や婦人会などで活発に過ごされてきた方でした。

最初の訪問は、依頼のあった翌日、病院から退院して1週間目でした。自ら作られたというひな人形などがたくさんある家でした。

肝がんの進行による右わき腹の痛みで身動きがとれず、腹水でおなかまわりは120cm以上ありました。また、肝機能が非常に悪化していたため、つじつまの合わない話やふるえがある状態でした。

本人の希望をうかがいながら治療を調整して、一日一日と、疼痛や便通が改善されていきました。

「満足して死にたいからね。今したいのはユムグチ。」
「体調が良くなったら、岩盤浴に行ったり、焼肉を食べたりしたい。」

といったことが当初からのご希望でした。

体調や意識が良くなってくると、友人も遊びに来るようになり、訪問でも楽しそうに昔話をされるようになりました。

ある日、「岩盤浴はお好み焼きのようなもの、やっぱりお風呂がいい。」と希望され、訪問看護でシャワー浴を行いました。
湯上りに長く禁止されていた缶ビールを飲み、久しぶりの化粧もして、ほころぶような笑顔で写真も撮られました。
このころ、体調が良くなったお礼にとお気に入りのひな人形をいただきました。

その後、下血がみられるようになりましたが、入院は希望されず、最後までここで過ごしたいという希望を伺いました。
ヘルパーさんたちにも、大量の吐血や下血がいつ起きてもおかしくないことや、これらが最期に直結することなどをお話ししました。

少し下血がおさまり体調もよかったとき、ヘルパーに

「焼肉が食べたい。無理なら匂いだけでもいい。」

と言い出し、ヘルパーの付き添いで知り合いの焼肉屋に行かれました。ほんの少ししか食べられなかったものの、大変喜ばれたとのことでした。

その翌日、ひな祭りの朝でした。

一番頼りにしていたヘルパーに、「起こして」と頼んだ後、徐々に呼吸が弱くなってきました。

ヘルパーは、あわてて私たちクリニックに連絡しました。

間もなく、気になって予定より早く出ていた看護師が到着しました。

そして、ヘルパーの腕の中で、「○○ちゃん」とヘルパーの名前を呼び、看護師に手を取られながら、穏やかに最期を迎えられました。
ベッドのそばでは手作りのひな人形が見守っていました。


「生きている間に、そのひとの住み家でこそできること」を支えることは私たちの重要な任務です。

在宅でいろいろな方々と向き合っていると、本来、ひとは最期の時と状況は選べるに違いないという気がします。
私達が最期までお付き合いした「おひとりさま」は一人残らず信頼できる人に囲まれて、感謝と満足に包まれた最期の時を迎えられています。
それは、その人自身が最期の瞬間を選んでいるからに違いないと感じてなりません。


毎年緋寒桜のころ、私たちのクリニックには、オバから頂戴したひな人形が、オバの思いとともに飾られることでしょう。  


Posted by neriya at 18:24Comments(0)在宅ホスピスケア

2012年02月01日

「愛の奇跡」 in 在宅ホスピス

昨日、NHKクローズアップ現代で「あなたの自宅をホスピスに~地域で支える最期~」という番組がありました。
私たちも、自宅をホスピスとして最期までお過ごしいただけるための医療を行っています。
そして、「在宅ホスピス」ならではのいろいろなドラマがあります。


ある高齢夫婦の二人暮らしで、妻がいよいよあと数時間が精いっぱいかな?という状況の時のことです。

ご自宅に伺うと、おば(妻)は、すでに意識がもうろうとしていました。

状況の説明の後、夫と娘にお話をしました。
「いまから大事なことは、おばの手を握って、これまでのおばの人生の楽しかった思い出話をすることですよ。」
「明日まで来れない息子さんが間に合うようにする一番の治療は、点滴よりも、ご家族の声掛けですよ。」

次の訪問診療もあったので、出る前にご挨拶をしたところ、呼吸が弱くなってきました。
あえぐように口がかすかに開いたり閉じたりします。
脈拍も触れにくくなり、酸素飽和度80%代あったのが、55%まで低下しました。
呼びかけにも反応がありません。
まさに、「虫の息」の状態で、普通は30分以内に最期を迎えそうな状況です。

急いで、おじ(夫)を呼び寄せて手を握っていただきました。

「かあちゃん。きばりよ」おじが呼びかけます・・・。


私は居室から出て、次の訪問診療先に遅れる連絡をしていました。

その時です。一緒に行った看護師の声が聞こえました。

「先生!!。酸素飽和度が90%に上がりました!。呼吸もしっかりしてきてます!。」

その後、おばはしばらく小康状態を取り戻しました。

意識がないように見えても、すべての感覚が失われているわけではありません。
夫の手のぬくもりや、呼びかける声はしっかりと叔母に届いていました。

医療はもちろん、娘の存在も及ばない、夫婦愛がおばの生きるを力を呼び起こした「愛の奇跡」を見せつけられました。


1年ぶりの投稿でした(^^ゞ。
  


Posted by neriya at 18:56Comments(1)在宅ホスピスケア

2011年02月12日

名古屋でシマのユイ

シマから内地に行って、
苦学(私も憧れましたが・・・)して、
看護師になって、
訪問看護に目覚めて、
40歳までに医師を使えるようになろうと志して、


そして、昨年10月・・・

在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク
【第16回 全国の集いin名古屋2010】


という数千人規模の大きな大会の会長を務めた
シマの大先輩のお話をじかに聞くことができました(*^^)v。

藤村淳子姉がその人です。

この大会は市民も医療従事者も巻き込んだ大きな大会で。
懇親会では、国立長寿研究センター長が懇親会であいさつをされました。
(乾杯の音頭は喜入内科の喜入昭先生でした。これもすごい!!)


訪問看護が制度化されていない時代からの取組や医師確保の努力もさることながら、

大会のメインテーマでもあった

「家族を大切にできる地域づくり」 のお話は
はまさにユイの心が原点でした。


本日は医師会館で、看護連盟主催の講演がありますが、私は残念ながら鹿児島出張です(T_T)。


シマの先輩に学んで、安心して家で過ごせるシマにしようと、心を新たにしました。


しまった!!
一緒にみんなで写真とるのを忘れてた!!

ブロガーとしての修行が足らん(T_T)。

詳細はこちらを・・・↓。
http://bit.ly/h1ArXB  


Posted by neriya at 00:35Comments(2)在宅ケア

2011年02月11日

生きる力とトイレ

最期の直前まで、オムツもポータブルトイレも拒んで、トイレまで歩く。そして、家族が支える。みんな納得の最期。 

先日、ツイッターに投稿した文章です。

群馬県前橋にある「緩和ケア診療所・いっぽ」の萬田緑平先生のツイートに対する返信でした。
元の文章はこちらです。

トイレに行くのは辛いからオムツにする:ごくまれ。動けなくなるまでトイレに行きたい:普通。動けなくなっても命がけでもトイレに行きたい。介助してくれ:かなりいる。そういう人は意識が無くなるまで(亡くなる直前)トイレに行きたい。ポータブルトイレやオムツを使わない人もかなりいる。


ここからは、いよいよ痛みもひどくなり、トイレに行くのもつらくなってきたオジのところでのお話です。

オバと二人暮らしで、老老介護のお宅です。

オジは、オバに介助してもらって、夜中も必死に、トイレまで歩いているとのことでした。

ちょうど一緒に居合わせたケアマネージャーから、オムツをするよう提案がありました。

 「トイレに行こうという力が、生きる力の一つの表れですから、オジ、オバがトイレに行きたいという間は、行ってもらいましょう。」 

「だけど、オバが一人で身の回りのこともすべてするのは大変ですから、ヘルパーさんの力も借りましょう。」

と提案しました。

ケアマネージャーも、自分の父が最後までトイレに歩いて行こうとしていたことを語り始めました。

オジ、オバ。

トイレに歩くのを応援しますね。
だけど、まだまだ先もあるので、長続きできるように、私たちにもお手伝いさせてくださいね(*^_^*)。 
  


Posted by neriya at 08:38Comments(1)緩和ケア

2011年02月07日

眠れないとき!?


土曜日に医師会で、「うつ病対応力向上研修会」がありました。


自殺防止やうつ病の診断や治療の話が中心でした。

うつ病の生涯罹患率(一生のうちに1度以上なる人)は15%だそうです。
ということは、6,7人に一人の割合・・・。


あなたの周りにもうつ病の方、うつ病だった方がいらっしゃるのかもしれません。

自殺者は、ここ10年間は全国で30000人。

月別 では、年度末から年度始めの3-5月に多く、
年代 50代が最多約2割 鹿児島では70歳以上が比較的多いということです。


今夏のお話中でも特に大事なものの一つが
「睡眠障害」のお話でした。

うつ病の方の9割に不眠があります。

朝はしっかり日光に当たること
昼寝は3時前に20分程度
寝ている時のいびきや足のぴくつきは診察を


といったところが特に大事です。
こちらをご参照ください↓。

【睡眠障害の対処には12の指針】
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000003600/hpg000003573.htm  


Posted by neriya at 08:34Comments(3)睡眠

2011年02月03日

消えた~21世紀新医師宣言プロジェクト

昨日、「21世紀新医師宣言プロジェクト」という投稿をしましたが、

いろいろ操作してたら、新着ブログなどのリストからも消えてました(T_T)。

と、言うことで昨日の補足です<(_ _)>。



この人が、「ヒポクラテス」さんで、紀元前400年ごろのギリシャの方です。

「医学の父」とも呼ばれています。

「ヒポクラテスの誓い」というのがこれです。



医師をはじめとする医療従事者の心得を書いたものです。

http://bit.ly/fZ2xcQ

これを現代日本の実情に合わせて作っていこうという、国家プロジェクト(というといいすぎかな?)
にネリヤの診療方針をツイートしました。

詳しくはこちらを・・・

http://neriya.amamin.jp/e83593.html  


Posted by neriya at 21:11Comments(0)医療の在り方

2011年02月03日

21世紀新医師宣言プロジェクト

ツイッター上で、「21世紀新医師宣言プロジェクト」という企画が始まっています。

ツイッター #ishisengen
http://www.ishisengen.net/

文部科学省の科学研究費で行われている
「ともに考える医療」のための新たな医師-医療者関係構築を目的とした実証・研究事業の一環として行われています。


自分の背丈で医師としての誠意と責任と役割をもう一度考え、医療を受ける皆さんに対して態度表明を行うことを目指す試みです。


ネリヤの診療方針をツイートしようかな?やめようかな?

としばらく考えました。

ネリヤの診療方針は自分の背丈より大きいところがはいっているからです。

しかし、ネット上でも公開していることですし、

クリニックの診療方針=私の医師宣言でもあるわけです。
いろいろ、ご批判を受けるのも勉強ということで、ツイートしてみました。


http://twitter.com/fcneriya
もご笑覧下さい。


ファミリークリニック ネリヤ の診療方針

1. 私たちは、これまでのあなたを知り、今のあなたを尊重し、これからのあなたと共に歩む「ドゥシ(同志)」を目指します。
2. 私たちは、充実した生涯を送っていくために、「私たちの専門はあなたです。」と言えるように勉強を積み重ねます。
3. 私たちは、納得のいく治療法を選んでいただくために、今の健康状態やこれからの見通しについて、わかりやすい説明を心がけます。
4. 私たちは、あなたにふさわしいサービスを受けていただくために、「シマ(地域社会)」のすべての医療機関、すべての福祉機関と力を合わせてあなたを支えます。
5. 私たちは、あなたとあなたの家族とともに、ゆりかごから最期のときまで、微笑み合えるように努めます。


http://www.neriya.jp/housin.html  


Posted by neriya at 20:32Comments(0)医療の在り方